心肺蘇生法

心肺蘇生法とは、呼吸停止･心停止の患者さんを救命するために行う治療法です。
一次救命処置、二次救命処置に分けられます。
今回は一次救命の講習を受けました。

Ａ：Airway→気道確保
Ｂ：Breathing→人工呼吸
Ｃ：Circulation→心臓マッサージ
Ｄ：Defibrillation→除細動

これは看護師であれば基本です。
今回は他の職種の人も参加でしたので基本から学びました。
医療に従事して無い方にも勉強してもらいたいと思います。

例えば街中で突然倒れた人や、電車の中で急に意識を失い倒れた人・・・
遭遇したとき一般人は引きますよね。。。
ですが少しの知識があればみんなの協力でその人の一生が決まります。
家族が待ってる人かもしれませんよね。
自分の大切な誰かがそうなったとき、周りが何故助けてくれなかったかと嘆きますよね。
だからこそみんなに少しの知識を持っていただきたい。
誰にでも出来ることです。
現在、ＡＥＤ（除細動機）は一般人でも使えるように簡単になってます。
主要都市や大きなホテル、駅構内、大きなホールなど人が集まる場所には設置されてます。

まず、突然倒れた人に声をかけます。
これは誰でも出来ますよね。
「大丈夫ですか？大丈夫ですか？」と・・・
そして周りにいる人に協力をお願いします。
「あなたは救急車を呼んでください。」
『あなたはＡＥＤを持ってきてください』
［あなたは私を手伝ってください］など・・・
次に気道確保。
頭部後屈、顎先挙上が基本
そして意識がなく呼吸をしていないか確認します。
呼びかけにも返答無い。
倒れた人の鼻や喉を見て聞いて感じて呼吸が停止しているか確認します。
（呼吸をしていれば胸郭が動いてます。）
Look（見て）Listens（聴いて）feel（感じて）
その後、自発呼吸がなければ人工呼吸。
２回息を吹き込む。
他人様にマウスtoマウスは出来ないわ・・・って言う人は飛ばしてください。
（現在はポケットマスクというものがある。）
循環サインの確認。
呼吸なし、咳なし、体動なし、脈なし。
心臓マッサージに入ります。
心臓マッサージの部位は剣状突起の２横指上に両手を重ねて垂直に押す。
乳首と乳首の真ん中の骨のところに手の腹の手首側を当てる。
１５回を１クールとしてＡＥＤが到着するまで行う。
人工呼吸２回：心臓マッサージ１５回の割合で。
その間に呼吸が戻っているか、脈が戻っているかを確認しながら行う。
ＡＥＤが到着すると胸に貼り付ける大きなテープが２枚入っている。
電源を入れ絵の通りに貼り付け機械の言うとおりにする。
そうしている間に救急車が到着する。（予定）
救急車が到着するまでの間にいかに早い処置をしておくかが予後を決める。
一般人にも出来ることなので是非勉強会に出席されますようお願い申し上げます。